Facebookアプリでは、ごく一部の開発者が寡占、というニュースを見て思い出したのがこの本。2002年の本ですが、「成長過程にある系では、圧倒的な一人勝ち(もしくは少数寡占)が出る」という話し。いわゆる「ロングテール」での、「ちょぼちょぼ大勢」というのの逆側にある、超人気のごく限られたトップグループがどうしてできるのか、ということを数学的に解析した本。YouTubeやFacebookなど実証ケースには事欠かない出来事ゆえ解析してもらうまでもないとも言えるが、「実際に起こっている現象が数学的に立証されると心が洗われる」と思う人にはお勧めします。で、話を戻してFacebookアプリ。Facebookは「インフラ化」の道を邁進中で、サードパーティー開発者でも、Facebook上のユーザーページにアプリケーションをのせることができるFacebook Platformを公開。この春の発表以降、熱狂的な「Facebook向けアプリ開発」が続いており、それと共にFacebookの評価も上昇中。最近では、未だ未公開のFacebookが、1兆円の企業価値で増資中などという噂も。(マイクロソフトがこの企業価値で投資しようとしている、と。その後、Ballmerが「Facebookはそれほどのモンじゃない」と言っているという話もあるが。バブルじゃのぅ。)で、その熱狂のFacebookアプリ。
投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2007年10月8日(月) 18:59- 参照(435)
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