寿司寿司屋の大将はなぜ頑固オヤジと相場が決まっているのでしょう。美味いと評判の寿司屋であればあるほど、大将は頑固なカタブツでなければなりません。笑顔を振りまいてはなりません。饒舌であってはなりません。アメリカの高級レストランで、給仕がみなカタブツな店なんてありません。こういった高級レストランではキッチンを見せてもらうことが出来ますが、シェフたちも愛想は良くて、キッチンに入ってきたお客さんと目が合えばにこやかな表情で迎えてくれます。きっと、寿司を握る人たちは、更に技術を高めようと日々鍛錬を重ねる職人なのでしょう。寿司シェフと呼ぶのは止めて、寿司「職人」と呼ぶべきなのかもしれません。さて、今回はサンディエゴで一位、二位を争うほどの美味い寿司を食べさせてくれる店と評判の高い「鮨処 白浜」に足を運んできました。ここはまさに頑固オヤジな寿司職人の店でなかなか手ごわかったですぞ。ところで、ちょいと話がそれますが、日本酒の越州を出すお店を紹介した越州飲みに行ってきましたブログなるページがありまして、こちらではアメリカで越州が飲める店も今日現在で3軒ほど紹介されています。そのうちの1軒がこちらの白浜で、あと2軒はサンフランシスコ・ベイエリアにある店で僕はどちらも行ったことがある店です。ということで、今回白浜に足を運んで3軒すべて制覇となりました。ま、どうでもいいことなのですが。閑話休題。さて、僕たちは予め予約を入れてお店に出向きました。南カリフォルニアらしく、やはり白浜もモールの中の一店で、見つけるのは容易でした。ところが、店の前まで行ってちょいと考えこんでしまいました。白浜この店、店名が書かれた看板があるものの電気がついていません。パーキングに面したところはガラス張りなのに真っ黒い覆いで中が見えないように隠されています。入口の扉は反射板のようで中の様子を伺い知ることができません。更に、"Open"のネオンはあるのに灯りがついていません。この店、営業しているのでしょうか。もうどこかに移転してしまったか、つぶれてしまったかの店のようです。わざわざ予約電話までして遠路サンディエゴまでやってきたのに、臨時休業したか夜逃げでもしたんだ…と真剣に思ってしまいました。続きを読む

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年9月20日(木) 17:49