クルーズ5日目はジャマイカに寄港。

今までに寄港したコズメルやグランドケイマンは、山はなく極めて平らな島だったが、ジャマイカは異なり、緑が濃く高い山がある。寄港先はファルマスという街で、ここはジャマイカ最大の都市で首都であるキングストンから車で2時間ほど離れている。

ジャマイカでのアクティビティは多々あれど、ジャングル探検のようなものが多く、食指は動かなかった。なので、アクティビティは申し込んでおらず、船でゆっくり過ごしながら、ファルマスの街でもぶらり歩いてみようか…なんて言っていた、この日の朝までは。

が、朝、せっかくジャマイカくんだりまで来たんだし、何かアクティビティに参加した方が良いんじゃないか!とかみさんが言い出し、であれば、今から参加できるアクティビティがあれば、それに参加しようよということで、かみさんがゲストサービスに行ったところ、どういうところか分からないが、ジュエルビーチなるビーチで1日遊んでくるというツアーならまだ参加できるので申し込んできた。確か、大人1人$150程度しており、その値段に「高っ!」と思ってしまった。なんでも、バスで1時間弱移動した先のビーチで、レストラン等併設のオールインクルーシブなのだとか。きっと、我々みたいに何があるか良くわからないが、「ジュエル」という響きでそこを選ぶ人もいるんだろうな…なんて思いつつ、下船して、バスに乗り込む。

ここで驚いたのは、ここに集まっている観光バスはほとんどが日本の中古バス!

「日本の」の意味は、かつて日本で現役で使用されていたバスがジャマイカで余生を過ごしているということ。というのも、バスの側面には、「◯◯観光」や「◯◯ツーリスト」というように日本語が書いたままになっているし、僕たちが乗り込んだバスには、「お降りのお客様はこのボタンを押してお知らせ下さい」と書かれたボタンがまだ残っている。すごい、ここで日本の中古バスに出会うとは思いもよらなかった。

僕たちを乗せたバスは海岸線に沿って東へ進み、1時間ほどして到着。

着いた先は Jewel Runaway Bay Beach & Golf Resort という海沿いのオールインクルーシブなリゾート施設。宿泊施設もあるが、我々は日帰りで施設を利用させてもらう訳です。

でもね、この施設がまた良かった。何が良かったって、まずは海の綺麗なこと!

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海に潜れば、熱帯魚の群れに囲まれる。

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このリゾート施設には流水プールや大型スライダーのあるプールも併設され、そちらでも遊べる。レストランやバーもあり、ジャマイカ料理も食べることができた。が、惜しむらくは、子供たちの付き添いでゆっくり飲む時間もなく、最後の最後にバスに乗り込む前にバーに駆け込んで、「なんでも良いから強いカクテルください!」。

次回、ジュエルリゾートに泊まってゆっくりと休暇を楽しみたい。

そしてバスがファルマスの街に戻って、少し時間があったので、ファルマスの街を散策することに。

船が寄港するファルマスの港は、綺麗なレンガ造りの建物のショップが並び、快適な街歩きが楽しめる。が、実はココはクルーズ客向けに新しく作られた街で、ファルマスの旧市街地とは壁で隔てられている。クルーズ客は壁を超えて旧市街に行けるが、旧市街の住人は理由がなければ壁を超えて港には入ってこられない。

ファルマスの旧市街地を歩いてみたかったので、まずはひとりで行ってみた。2ブロックも歩くとフェンスが現れ、セキュリティスタッフがゲートの横で待機している。そのスタッフにクルーズ客であることを証明するバッジを見せるとすんなりと通してくれた。壁の壁の向こう側は、港の側とは別世界で、もし、はじめてこの格差を目にしたら、これ以上先に行くのはためらわれる。ただ、今日のツアーでバスの中から街の様子やジャマイカの一般市民の家の様子は多少見ていたので、自分にはそこまで驚くほどではなかった。

当然ながら、街の人たちは声をかけて来ていろいろと売ろうとしてくるが、昔旅したエジプトの客引きなどに比べれば、百倍は紳士的で、こちらが断ればそれ以上しつこく言いよってはこない。

2,3ブロック歩いたところで新市街に戻って家族に合流したところ、ぴろ子も旧市街を見たいというので、もう一度ぴろ子と歩いてきた。竹を使った楽器を作ってそれを路上で売っている男性が、ぴろ子に楽器を見せたいと披露してくれ、$10でどうだ?と打診してきたが、スーツケースに入らないと断った。次に、女性たちがぴろ子の髪でブレードを編まないかと言ってきたが時間がないので断った。

正直、この格差にぴろ子はビビるかと思っていたが、特に臆することもなく、彼らと対等に会話していたのには僕が驚かされた。

じっくり撮影するのも気が引けたので、街の様子はほとんど撮っていないが、撮影した数枚はこんな感じ。露天の土産物屋や土産物屋が多々あった。

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期待していなかっただけにジャマイカにすっかり魅了された。次回は、首都のキングストンからレンタカーしてファルマス界隈のリゾート地で過ごすのもアリだな…なんて僕は思って、リゾート地の下調べなどし始めた。グランドケイマンよりもお値段は一段下がる感じで好印象かと思ったが、ネット記事によると、ジャマイカは犯罪率が高く、リゾート施設から外にでることはオススメしないとのこと。なるほど、安いなりの理由がある訳だ。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2019年12月4日(水) 16:00