San Francisco金融街のオフィスに勤務するようになって1年が経過。概ね良いことが多くいのだけど、二つほど問題が。ひとつは、前職と比べて圧倒的に長くなった通勤時間。もうひとつは、高額なランチの値段。
オフィス界隈のレストランに入れば一人$20近くになってしまう。ランチ時間帯になると集まってくるフードトラックも一食$12程度はする。
もっと安く食べられる方法はないものだろうか?と思っていた矢先、同じくSan Francisco金融街の建築系企業に勤務する友人女史がMealPalなるサービスを紹介してくれた。
これ、端的に言うと、MealPalと提携しているレストランでToGoを安く買えるというもの。ユーザーはアカウントを作成して、一定数の食事代金を払う必要があるが、このサービスを使うと、一食あたり$6程度で食べられる(加入プランで一食あたりの値段が変わる)。
参加しているレストランなんて、そんなに多くないんじゃない?って思ったりもしたが、次の地図は参加レストランを示したもの。お分りの通り、結構な数のレストランが加入している。
このサービス、N.Y.やL.A.をはじめとする全米の大都市をカバーしているが、ベイエリアではSan Franciscoだけしかカバーしておらず、San Franciscoでも参加レストランは金融街に集中している。
早速MealPalに加入して、一ヶ月で12食のロールオーバープランに加入してみた。
このロールオーバープランは、登録したクレジットカードで、毎月12食分を自動購入するが、もし未使用の食事が余っても持ち越しできるという無駄のないプラン。
さて、食事はどう選ぶのか?
MealPalのサイトにログインすると、翌日(または当日)のランチを選べるお店とメニューが次のように表示される。この中からランチを選ぶ。
話によると、すべてのMealPal参加レストランが毎日ランチを提供している訳ではない。また、店が提供するMealPalメニューは固定またはいくつかのローテーションとのこと。
ランチを選ぶ際に、ピックアップする時間も指定する必要がある(15分単位の枠から選ぶ)が、これはあまり気にしなくて良いらしい。指定時間を過ぎても問題なく受け取れるとのこと。
また店側も一定数しか用意していないらしく、人気メニューはSold Outとなってしまう。
さて、予約したランチを受け取る際はどうするのか?
まず、事前にスマートフォンにMealPal専用アプリを入れておく必要がある。お店に到着したら、そのアプリを起動して、店先にあるMealPal用QRコードをそのアプリに読み込ませる。
すると、画面に受領OKのメッセージが出るので、それを店のスタッフに見せて、ランチを受け取る。極めて簡単。
MealPalの食事は事前に準備されているので受け取りで待つこともない。
QRコードを読み込ませると出てくる受領OKのメッセージは3分間だけしか表示されないので、その点だけ注意が必要。3分以上表示可能だと、ひとりのユーザーが何度もランチを受け取れてしまうので、それを防ぐためと思われる。
このサービス、ちょっと面白いのは、アカウント作成時に自分の勤務先やフロアなどを入力することで、自分の同僚らが、どこのランチを選んだかと言った情報を見ることができる(もちろん、こういった情報を隠すことも可能)。どのレストランが同僚らに人気なのか、そういった情報も一目瞭然。おまけみたいなサービスだが、MealPalなる名前の所以はここにあるのかと思われる。
さて、肝心なのは、いったい$6でどんなランチが食べられるのか?
僕が最初に選んだのは韓国ビビンバ。お店はEmbarcaderoセンター内にある韓国レストラン。
正直、ビビンバを受け取ったときは「あれ、こんなに小さいの?」と思ってしまいました。MealPalの画面に掲載された写真は美味しそうに写されているが、あれだとボリュームまでは分からない。
今日食べたのはインドカレー。こちらはボリュームたっぷり。
どちらも普通に美味かった。店によってサイズやクオリティにばらつきがあるので、どの店がオススメなのかは先駆者に聞くなり、経験を積んで知り得ていくしかない。
それと、どの店もそうなのかは不明だが、今まで試した2店では、箸やフォーク、紙ナプキンは付いてこなかった。
MealPal、ユーザーの紹介で加入すると紹介者と新規ユーザーそれぞれに$50クーポンをもらえるキャンペーンを実施しているそうなので、希望者いたら連絡ください(笑。
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