ウチの会社のカフェなんですが、昔は笑っちゃうようなメニューがありまして、いくつかのブログネタを提供していただきました。10年前の話ですが、例えば、こんなの。
しかし、嬉しいことに、その後、カフェは大幅に改善されます。
中南米系のスタッフしかいなかったキッチンにはアジア人シェフが配属し(彼が本当に料理上手か否かは分かりませんが、少なくとも中南米スタッフよりは、中華や和食に詳しいはず…)、和食が無くなり、中華が導入されました。和食がなくなって中華が導入されたのは日本人としては多少寂しい感もありましたが、実際のところ、ブログネタになりそうなメニューしか食べなかったので何ら問題なし。そもそも、中国人社員の比率が高い現状を見れば、どう考えても中華を出すべきですよね。
こういった改革により、カフェの味も向上したように思います(または、僕の舌がアメリカナイズされただけかも)。それに伴って、値段もあがりました(サラリー上がらず…涙)。このカフェは社員のみならず、どなたでも利用できるので、昨今では、この界隈の日本人主婦の方々が時折集まってランチされている様子を目にします。
そんなカフェの一つ「六百」で見たある日のメニュー。
なんと日本のビーフカレーですよっ。ここしばらくアメリカでも日本のカレーが静かなブームになりつつありますから、流行を追ってみたのでしょう。
昨晩カレー食べたばかりですが、ここは食べてみましょう。
「カレーお願いします!」
「はいよっ」と出てきたのがコチラ。
あのぉ、僕はカレーをお願いしたのですが…。これ、オーダー違いますよね?
あ、間違ってないの?
えっと…これが、日本のビーフカレーなの?
あ、そうなの…(涙
一応補足しておきます。
このカフェでは、メインメニューの他に、ライスとサイドデッシュ(野菜一品)を選べる仕組みになっています。ライスは、チャーハン、白米、玄米のいずれかから選択、サイドデッシュは通常野菜2品程度あってどちらかを選択できます。
この日、僕はチャーハンと野菜炒めを選んだので、写真のチャーハンとグリーンの野菜は、突っ込まないでください。
この牛肉の煮物みたいなのが日本のカレーというところだけ突っ込んでください。
このメインの一品、煮物として食べる分には十分に美味しかったのです。箸で簡単にほぐれるほどに柔らかく煮こまれていて、もし、日本人の集まるポットラックに持って行っても、皆さんが美味しいと言ってくれる程度には完成されていました。
でも、絶対に誰もこれをカレーと呼ばないことでしょう。
どこをどう間違って、こうなっちゃったのか…。まぁ、10年前のTendonや、Ramenに比べたら、驚くほどに進化しているので良しとしますが(味は)。
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