日本に戻るたびに気になっていたのが、混雑時のエスカレーターの乗り方だ。東京では歩かない人が左側に立ち、急いで上がる人のために右側を空けて乗るのが習慣になっている。しかも普通は前後の人たちとの物理的な間隔を確保するために2段おきに立つ。しかし、エスカレーターは本来歩かずに立って乗るのが原則だ。急ぎたい人は階段を駆け上がればいいのだ。片側を空けずに、左右に2列になって各段交互に乗れば、片側だけを使うのに比べて輸送量は2倍になる。そうすれば、混雑時のエスカレーター待ちの列も今よりずっと短くなり、多くの場合列の発生さえなくすことができるはずだ。立ったまま乗る大部分の人々が、なぜ本来の輸送量の半分を犠牲にしてまで、一部の急ぐ人のために気を使って片側を常にオープンにしておかなければならないのか?動いているエスカレーターをさらに歩いて登る人たちはそれほどまでに優先される必要があるのか?優先されるべきは一部の急ぐ人ではなく、本来の乗り方をしている大部分の人々ではないのか?このところ地下鉄に乗る機会が増えて、この疑問がますます大きくなってきた。同じ思いの人は多いのではないかと思っているけれど、そんなことはないのだろうか?東京都やJRやメトロはなぜ何もしないのか?いやもっと全国的にこの間違った(と私は思っている)習慣をあらためる運動がなぜ起きないのか?それとも何も変わらないということは、この習慣は間違っていなくて、間違っているのは私なのだろうか?と思ってちょっと検索してみたら、いろいろあった。やはり原則と現実のジレンマのようなものがあるのですね。
エスカレーターは「片側をあけない」のがマナー?
エスカレーターに乗っていたら怒鳴られた…ルールを守っているのに、なぜ? だとしても、なんとかならないものだろうか。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2018年1月10日(水) 02:46