4月2日(土) 夕方

コヨーテ・ビュート・サウスを歩いたあとに、Wire Passに立ち寄ってBackskin Gulchまで歩いてみることにした。時間は既に夕方6時半。幸いこの地はマウンテン・タイムゾーンの西の端とあって、日没が遅い。とは言え、暗くなる前には車まで戻ってこなくてはならないので急ぎ足でのトレッキング。

鉄砲水が砂岩の大地を削り取ってつくりだした狭くて深い谷をスロットキャニオン(Slot Canyon)というのだそう。スロットキャニオンとして一番有名なのはアンテロープキャニオンだろう。このBackskin Gulchもそのスロットキャニオンのひとつ。

一説によると、Backskin Gulchが世界で一番長いスロットキャニオンと言われているらしい(出典 wikipedia)。一般にBackskin Gulchのトレイルは、House Road Valley Road沿いにあるけれど、今回は、Buckskin Gulchを歩くのではなく、Wire PassからBackskin Gulchに流れ込んでいる支流に沿って1.7マイルを歩くことに。なので、Buckskin Gulchまで行って折り返すという行程。

Backskin Gulchのトレイルはパーミッションが必要だが、発行数に上限はない。というより、パーミッションはセルフレジストリで、Wire Passのパーキングに置かれた封筒に指定の金額を入れてポストに入れるだけ。

Wire Passからはじまるトレイルは干上がった川。砂地でアップダウンもなく、誰でも気軽に楽しめるトレイル。次第に両側の山が険しくなってくる。

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途中でThe Waveへの分岐があった。ああ、ここを曲がってThe Waveに行ってみたかったな。

いつしか、狭い廊下みたいに。
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こういうところ楽しい~
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途中、岩が行く手をブロックしている箇所がある(帰路に撮影したもの)。行きは、この写真の向こうからこっちへ約2メートル弱ほど降りなくてはならない。帰りはここをよじ登って向こうへ行く。僕一人でもなんとかなったけれど、子供には厳しいかも。
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僕の写真は暗いけど、これは急ぎ足でのトレイルで適当に撮影したから(それも夕方だったし)で、実際にはもっと明るくて綺麗なところでした。

Buckskin Gulchに合流した地点は川幅が広くて気持ちのよいところだった。そこまで到達したら、折り返してパーキングへと戻る。片道30分ちょい程度のお気楽ハイキングでした。

この日は、Kanabの街まで戻ってモーテル泊。

Google MapからみたBackskin Gulch。大地がひび割れているように見えるのがそれ。

スロットキャニオンを歩く際には、天気に注意を。上流で降雨があると鉄砲水が発生してハイカーが流される事故が起きている。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2016年4月11日(月) 08:13