1月4日
当初は稚内を昼頃出る特急で札幌へ向かおうと思ったが、稚内に滞在していても特にこれといってすることもなさそうなので、予定を早めて朝700am発の札幌行きスーパー宗谷に乗る。
この日は雪。
車窓からの風景はこんな感じ。列車が雪を巻き上げながら進む。
途中で停止した音威子府(おといねっぷ)駅も雪の中。静寂な世界。
車内にて、この日の予定をいろいろ考えるが、これといって決まらない(時刻表はあれど観光ガイドブックのようなものは持ち合わせておらず、どこに興味をそそるものがあるのか全く分からない)。旭川や札幌で観光して一泊しても良いし、網走や根室に足を伸ばすのも面白そうだ。冬の富良野なんて見るものあるのだろうか…。
が、何も決まらない。それなら、かの有名な旭川ラーメンを食してみようかと、旭川で途中下車(10:39am)。
まだ昼飯にはちょいと早いので、旭川の観光案内所で何か面白いものはないかと探す。
旭川から大雪山や層雲峡が比較的近いことを知る。黒岳ロープウェーで雪山に登り、その周辺の温泉宿で一泊するのが面白そうかもと、ロープウェの運行を確認したところ、ちょうどメンテナンスで運休とのことで計画断念。
それでは、まずは腹ごしらえと、荷物を駅のコインロッカーに入れて、旭川の繁華街でラーメンを食べることに。途中、山頭火本店があった。入ったラーメン屋は、普通に美味かったけれど、感動するほどのものではなかった(店名すら覚えておらず)。ついで、旭山動物園に行ってみることに。旭川駅から路線バスで40分程度だが、バスは超満員で立ち乗り。外国人の乗客多し。
年間入場者数で上野動物園を越えたという旭山動物園はその名のとおり、旭山の斜面にある動物園。市営動物園とあってそれほど大きくはない。動物の展示方法がユニークなことで知られるが、確かに他の動物園では見られないような展示方法がされていた。
園内は、歩道も凍結していて、小雪がちらつき、園内は斜面で足を滑らせそうで怖い。
動物の案内版などはすべて手書き。ちょうどスーパーのポップのようでなんとなく温かみがある。
旭川で一泊しても良かったが、旭山動物園を見た以上、他にすることもないかなと15:55の特急カムイに乗り札幌へ(17:20札幌着)
そのまま、札幌18:13発の特急北斗で函館へ。函館には若干遅れて22:05頃に到着。稚内でお世話になったドーミーインが函館にもあったので、市電に乗ってドーミーイン函館expressへ。ホテルがあるのは五稜郭近く。
ここのホテルには大浴場がないが姉妹ホテルのラピスタ函館ベイの大浴場が使える。ラピスタ函館ベイまでは、なんとホテル持ちで送迎タクシーを利用することができる。ホテルにチェックインした時点で10時半を回っていたので、早速ラピスタ函館ベイへ向かうことに。部屋に荷物を置いている間に、フロントがタクシーを呼んでくれていた。ラビスタ函館ベイは港湾地区にあり、ドーミーインからのちょっと離れている。タクシーのメーターは1500円をさしていた。
ラビスタ函館ベイは、古き良き函館を再現したような大型の高級感漂うホテル。函館港を見下ろせるホテルも立派。風呂上りには無料サービスのアイスキャンディがあった。
帰りも送迎してもらいホテルに戻ったのは深夜0時過ぎ。函館のドーミーインでも夜鳴きそば無料サービスがあったが23時までなので食べ逃す。晩飯を求めてホテル界隈の繁華街を散策。開いていた焼き鳥屋に入って軽く食事。客は自分ひとり。店主は無口で一言も会話しなかった。店の外にでると、大雪が降っていた。
パウダースノーを歩きながらホテルへと戻る。
三日目まとめ
- 通常購入した場合のこの日の運賃(特急券含む) 15,980円
- 五稜郭周辺の繁華街もあまりお店が密集している感じはなく、ちょいと寂しい
- 函館市内は客待ちのタクシーがとても多かった。タクシー運転手が、他のタクシーに「おら、そこ邪魔だ、どかせよ」と声を張り上げているシーンに何度か遭遇。柄悪い。
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