モントレー湾水族館では、数年前から、"Seafood Watch"なるポケットサイズの用紙を配布しています。
これ、見たことある人も多いかと思いますが、食用の魚介類を、絶滅の可能性によって3つのグループに分け、どれなら安心して食べられる(絶滅の可能性が低い)か、どれを避けるべきか(絶滅の危機に瀕している、または、養殖物の場合、環境汚染を引き起こしている)を表しています。
今回の水族館を久しぶりに訪れて、その姉妹品とも言える、Seafood Watchの寿司バージョンがあることに気づきました。この水族館、良くやりますよねぇ。
ちなみに、避けるべきものとしてリストアップされている品目は次の通り。
- Awabi/Abalone (China & Japan)
- Bincho/Albacore Tuna (except US troll, pole and line, and longline)
- Buri/Hamachi/Hiramasa/Yellowtail (Australia & Japan farmed)
- Ebi/Shrimp (imported)
- Hon Maguro/Bluefin Tuna
- Iwashi/Atlantic Sardines (Mediterranean)
- Kani/Red King Crab (Russia)
- Katsuo/Bonito/Skipjack Tuna (imported purse seine)
- Kodai/Tai/New Zealand Snapper (trawl, Danish seine)
- Kuromaguro/Bluefin Tuna
- Maguro/Yellowfin Tuna (except troll, pole and line, and HI longline)
- Sake/Salmon: Atlantic (farmed)
- Tako/Octopus (except Portugal & Spain pot and trap)
- Unagi/Freshwater Eel (farmed)
- Uni/Green Sea Urchin (ME wild)
見てもらうと分かるように、日本名の寿司ネタがちゃんと表記されています。これ、寿司ラヴァーなアメリカ人には寿司ネタの日本名を知るために有益なんじゃないでしょうか。
同じネタでも、取れた場所によって食べても良いものと避けるべきものに振り分けられたりしています。
例えば、日本や中国のアワビは避けるべきだけど、他のエリアのはオッケーみたいな。
そういえば、前々から気になっていた質問を水族館のスタッフに聞いてみました。その質問は、
「ウニって、この界隈の海にもいるのでしょうか?」
と、いうこと。
というのも、ここ最近、アワビ取りに行くついでにウニも取っているんですが、ウニだけ取るなら延々片道4時間運転してメンドシーノまで行かなくても良いのでは?と思うのです。アワビを取るには、いろいろと決まりがあって、メンドシーノ界隈まで行かないとならないのですが、ウニだけならそれこそハーフムーンベイやサンタクルズあたりでも取れるんじゃないかと。
正直、アワビよりもウニに食指が惹かれるので、ウニがその辺で取れるなら良いのに~と思っていました。
多分、ウニなんてこの界隈にもいるんでしょうけれど、実際のところはどうなのか。そこで、水族館職員に聞いてみたんですが、それこそモントレー界隈の海にもいるそうです。
話によると、ウニってラッコが食べているそうで、一時期、モントレー界隈でウニが激減したことがあって、その時はラッコの数も減ったとか。その後、またウニが増えて、ラッコも増えたと言っていました。
であれば、週末にウニのポイント探してサンマテオ郡の岩場で潜ってみようかな。
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