隔月投稿ペースになってしまっています。ああ。
出張時差ぼけ中ということで、近況報告でもしましょう。

火曜日から、あるプロジェクトをいっしょにやっているバイオロジストかつPI(Principal Investigator)である同僚と二人でロンドンに来ています。私は現在、主に3つのプロジェクトを担当していますが、そのうちのひとつについて、スポンサー組織やアドバイザーなどからなるSteering Committeeという大事なミーティングが水曜日にあったからで、私たちはその中の2時間の枠で、うちの会社が行っているプロジェクトの中間報告のようなものをするために来ました。

世界のあちこちにパートナーがいたりするので、こういうミーティングには電話会議形式で参加する場合もあるのですが、細かい説明や質疑応答などは、やはり電話経由だと難しいことも多く、たった2時間のためではありますが、ここ一番みたいなときにはface to faceでということになります。

前回はバイオロジストのPIがひとりで参加し、プレゼンしたのですが、今回はケミストリーの割合が高いため、そちらをメインで担当している私もお供として参加することになりました。月曜の夕刻の便でSFOを発ち、火曜の午後にロンドンに到着、ミーティングは翌水曜日で私たちの出番は4-6PMでしたが、着いた日の夜も水曜の日中もふたりで1時間に渡るプレゼンをそれぞれ部屋で練習。1ヶ月前からスライドを作り始め、出発前に他のメンバーにも参加してもらって何度もリハをやり、その都度スライドや説明の仕方を変更してきたので、現地に入ってからも全体を通してスムースに発表できるようひたすら練習し、予想質問への回答などを確認。

ひとつのプレゼンをこんなに準備するのは10数年前のジョブインタビュー(入社面接)以来です(笑)。でもミリオン単位のプロジェクトのファンディングの継続を左右しますし、Steering Committeeは一流の専門家の集まりですから、それくらいの準備が必要となります。

おかげさまでプレゼンはほぼ想定どおりに終了。ポジティブ&サポーティブなコメントを多くいただき、ほっと一息つけました。その後、お約束でディナーにも招待いただきましたが、20名くらいのほとんどが英or米のネイティブで、しかもけっこう騒がしいレストランでの3時間というのは、私にとってはかなりの試練(笑)。こういうのはたとえ日本語の場でも苦手なので、申し訳ありませんがこればっかりはいつまでたっても疲労感倍増となります。

11時くらいにホテルの部屋に戻って、ちょっとだけひとりで打ち上げをしてたらかなりの眠気がきたので寝ましたが、4時には目がさえてしまって、今こうしてブログを書いています(笑)。今日は昼過ぎの便で帰るだけなので、ま、いっか、と。

そういうわけで今回、観光はゼロです。前回ロンドンに来たときに、ホームズミュージアムやビッグベンなど見れたのでいいんですけど。ホテルの写真を少し載せておきます。

まずは外観。

フロントロビー付近。

けっこう古そうな建物ですが、元々は1850年代にEdward7世のプライベートな住居として建てられたのだそうです。何度かの改装とともにオーナーも代わり、ホテルになったのは1966年。直近の改装は2009年だそうです。歴史を感じさせる建物ではありますが、中はとてもきれいです。

そして客室の入り口横にあるこれ、何だかわかりますか?

多分真ん中がDon't disturbではないかと思ったのですが、初めて見るサインだったので、フロントに電話して聞いちゃいました。

部屋の外と中の両方にこのパネルがあるのですが、左が「ハウスキーピング(掃除とか)お願い」、真ん中が予想通り「じゃましないで(Don't disturb)」右が「ドアベル」で、なぜ部屋の中にもドアベルがあるのかは不明。当然ながら中のは押しても鳴らないしw。外も中も同じ部品でまかなうためかな。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2015年4月8日(水) 21:55