かみさんの同僚(アメリカ人)が事情により長期にわたり会社を休むことになり、その間、かみさんがその同僚の仕事もカバーすることになりました。かみさんは、期間限定で誰かを雇うことでその穴を埋めるように勧めたようですが、それぞれの思惑もあり、かみさん案は受け入れられませんでした。
当初は、そんな大した仕事量でもないから大丈夫だよ~みたいに言われていたそうですが、実際にはなかなか忙しくて大変だった様子。更にその同僚、休む期間を延長したそうで、かみさんは当初予定していたよりも長い期間、仕事量が増えてしまいました。
そして、先日、その同僚が復職して、かみさんも一安心。
ところが、復職してきた同僚は、フロアで会ったかみさんに手を振ってきたものの、顔出して挨拶には来ない。これにはかみさんもちょっと納得がいかない様子。そりゃそうですよね、かみさんは必死になってその人の仕事をカバーしたのに、復職してから当の本人が挨拶にも来ないなんて。
後日、その同僚がかみさんとのミーティングを設定。議題は、その人の休職中にかみさんがカバーしていた事案を復職したその人に引き継ぐこと。ちょうど良い機会なので、ミーティングの席で思うところを伝えようとかみさんは心に思いました。
さて、そのミーティングの席でのこと。復職した同僚は、まずはじめに、かみさんに、今回仕事を引き継いでくれて本当に助かった、ありがとうとねぎらいの言葉をかけてくれたそうです。その言葉に、かみさんの怒りのボルテージも下がりました。が、その言葉を受け止めつつも、「戻ってきたその日に伝えて欲しかったわ。ちょっとムカッときちゃってたわ」と正直に伝えたそう。こういうこと、さらっと伝えることができるのって、大切ですよね。
その同僚は、お礼にとギフトをかみさんに渡しました。
かみさんにしてみれば、ギフトなんて不要で、その気持ちだけで十分と先方に伝えたそうですが、先方も前々からかみさんにお礼をと考えていたようで、かみさんはそのギフトをありがたく頂戴してきました。
そのギフト、どうやらワインのようです。かみさんは、ギフトを貰ったその日は仕事が忙しく、袋の中を見ずに、そのまま自宅に持ち帰ってきました。そして、かみさんが夕ご飯の準備に追われていたのもあり、袋の中身が気になって仕方が無い僕がその中を見てみることに。

さぁて、何のワインだろうなぁ~、きっとそこそこ高額なワインに違いないと思います。僕はワクワクです。
数ヶ月の間、かみさんはその人の仕事をカバーしたのです。
もし、かみさんの主張が通って、その人の休職期間中、誰か別な人を雇ったりしたら、その休職した人も、ひょっとしたら自分のポジションが奪われるかも・・・というリスクを背負うことになったでしょう。でも、かみさんがカバーすることで、そのリスクは無くなったのです。
そういうことを鑑みると、このワインはそこそこ高級なワインなのは間違いないでしょう。そうですね、Opus Oneとは言わないまでも、Silver Oakクラスは堅いんじゃないかなー
なんてことを考えつつ、ワクワクしながら、袋の中身を見てみました。
ジャカジャカジャカジャカ・・・ (← ドラムロール)

ジャーン!

おおおおおお・・・





な、な、な・・
なんですか、これは。新手の嫌がらせですかっ
いくらなんでも、これはないでしょう・・・
かみさんも僕も日本酒好きだけどさ、せめて獺祭とかにしてくれよぉ
もうさ、分からないのに、相手の国のものをプレゼントするのは止めようよ。
カリフォルニアワインで全然良いのに、こんなの贈ってこないでくれよぉ~
まぁさ、ちょうど料理酒切らしていたから使い道はあるんだけどさ。
すごく期待を裏切られました。こんなに裏切られたのは、いつ以来だろう。
こうなったら、熱燗にして飲み干してやるっ~
ひさびさにがっかりさせられたあとで、もう一度、酒の入っていた袋を見たら、ギフトカードが入っているのを発見。なんだよー、酒だけじゃなかったのか・・・。落ち込んだ気持ちが和らぎました。
すんません、僕は全く当事者じゃないのに、勝手に盛り上がって、勝手に落ち込んでしまいました。いや、ギフトは嬉しいですが、間違ったものは贈らない方が良いっていうことを身をもって体験しました。
しかし、これ、ある意味面白いかも…誰かにやってみようかな(笑
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