ぴろ子が生まれてからと言うもの、外食に行く回数は減り、行くことはあっても行き先は子連れで行きやすい店に限定されるので、なかなか新規開拓ができずにいます。それに伴って、このブログを更新する回数も減ってしまっているというのが現状。
でも、私の地元、サンマテオエリアにはまだまだ日本食レストランが増えているようです。という訳で、最近尋ねたお店や知り得た噂などなどを紹介してみます。
サンフランシスコ・ベイエリアでなかなか食べられないものの1つに蕎麦・うどんがあります。おっと、「食べられない」って表現は正しくないですよね。多くの和食レストランでは蕎麦・うどんを出しています。でも、ほとんどが、既製品の麺類。やはり、日本人としては、その店で作られた「手打ち」が食べたい!
手打ちうどんはかつてサンマテオに「とんぼ」という店がありました。おじちゃんと、(クセのある)おばちゃんが切り盛りするお店でした。いやね、おばちゃんは悪い人じゃないんですよ。単に子供が嫌いでお客の子供もゾンザイに扱うってのと、忙しくなるとテンパってしまうってくらいで。うどんはなかなか美味かったので、固定客もついていたのに、店をクローズしてベガスがどこかへ隠居してしまったという噂。それ以来、手打ちうどんには出会えていません。
一方の蕎麦。こちらは蕎麦花さんで手打ちを購入することができるようです。私は購入したことはないのですが、蕎麦花さんのおそばを友人から譲っていただき、食しました。あれは美味かった!ベイエリアでもこういう蕎麦が食べられるようになったんだなーとしみじみ思いました。でも、なんとなーく、蕎麦屋とは言わないまでも、店で蕎麦を食べたいんですよね(ウチで食べるとなんとなく味気なく感じてしまう)。
そんな思いが通じたのか、しばらく前から、サンマテオの喜作で、手打ち蕎麦が食べられるようになりました。この手打ち蕎麦、固定メニューにはなっていないようで、蕎麦を打った日だけホワイトボードに「手打ち蕎麦」と書かれます。早速、ざるそばを頂いてみました。お値段は$11で、なんの変哲もないごくごくシンプルなざる蕎麦。ちゃんと蕎麦湯も付いてきました。
で、肝心の蕎麦ですが、正直、まぁ普通といったところでしょうか。そば粉の比率がどのくらいか分かりませんが、少なくとも十割ではないようです。見た目、いかにも手打ちと思えるのだけれど、如何せん、蕎麦がぶつぶつに切れていたのはいただけません。でも、こうして手打ち蕎麦を出してくれる心意気は評価です。またしばらくしてから試してみます。
ところで、喜作なんですが、ここしばらく前からメニューに並ぶ品々がちょっとおしゃれ居酒屋系チックになりつつあります。かつては、定番和食の王道といったぶれない品々が並んでいましたが(おでん、天ぷら、鍋物などなど)、最近では、鯖あぶり(鯖の表面を軽く炙った一品だけど、テーブル席にガスバーナーを持ってきて客の目の前で鯖をあぶってくれる)やら、トマト鍋やら、若者受けしそうなハイカラなメニューがちらほらと目に付くようになりました。詳しくは分かりませんが、和食激戦区のサンマテオだけにいろいろと新しいことにチャレンジしなくちゃならないのでしょう。がんばって欲しいものです。
さて、蕎麦の話に戻ります。
風の噂で聞いた話ですが、ベイエリアのとある和食レストランのシェフは、かつて日本で蕎麦割烹を営んでいた方なのだそうです(信頼できる筋の話なので本当なのでしょう)。で、あらかじめ事前予約しておけば、そのシェフが打った蕎麦をいただけるとか・・。私も直接その方と面識がないのですが、何らかのツテを頼って、是非、今度その蕎麦をいただいてみたいものです。
アメリカで和食と言えば、イコール寿司な訳ですが、サンマテオの映画館の目の前に新しくオープンした寿司屋がDASH。
やっちゃった感のある店名で、ちょっと日本人的には遠慮したくなっちゃいますが、何かの機会にDASHに足を運んだかみさん曰く、寿司は美味しかったとのこと。そこで、私もいつもお世話になっている友人と友に足を運んでみることに。
正直申しますと、この日は金曜でDASHにいくつもりは毛頭ありませんでした。が、最初に行こうとした店が劇込み、代案で向かった店も劇混み。じゃ、DASHは?と足を運んだ次第です。しかし、DASHは裏切らなかった。お店ガラガラ・・・。怖いくらいにガラガラ。店員さんは「今、映画がはじまったのでちょうど客が引けたんですよ」と笑いながら言っていたけど、それだけじゃないでしょと突っ込みたかった。
一緒に行った友人は、以前一度DASHに来たことがあって、アペタイザーはイマイチだけど寿司は悪くないとの評でした。なので、アペタイザーは控えめにオーダーしたんですが、はい、その友人の言うとおりでした。
ゲソのから揚げは、自分で揚げたみたいな代物だし、サーモンスキンサラダも、スーパーで買ってきたパック入りの野菜の上にサーモンスキンを散らしただけみたいな。味の方向性は日本人の味覚に合う範囲だけど、プレゼンテーションはお粗末でした。
でも、お寿司はなかなかでした。
見た目も美しく、握りも良かったです。値段もそこそこなので、寿司を食べに再訪する価値はあるかなと。
ただ、酢飯の酢の利きが弱かったのと(アメリカ人は酢飯があまり得意じゃないらしく意図的に酢を弱くすることがあるそう)シャリが温かかったのが若干残念ではありました。
で、DASHで食事している際に友人から聞いて驚いたこと。
サンマテオでもっとも歴史ある(?)和食レストラン陸奥がクローズしてしまったそうです。お店はまだそのまま残っているものの、もう営業はしていないのだそうです。あの芸術的なほどに超薄切りの野菜天が載ったB級天丼がもう食せないのは非常に残念。
で、陸奥に一体何があったのか、それを聞いてさらにびっくり。なんと、昨今、破竹の勢いで積極的にレストランを展開しているシャブウェイグループが陸奥を買い取って、居酒屋にするのだそうな。これはなんとも楽しみ!
しかし、またもサンマテオ・ダウンタウンに和食が出来るなんてびっくりです(陸奥がなくなったので店舗が増えた訳じゃないけど)。いったい、サンマテオには和食の店がいくつあるんだろう?でも、良く考えてみると、店舗数はあれど、流行っている店とそうでない店は歴然とした差がありますよね。KOKKOなんていつもお客が待っている訳だから、そこから客を奪おう!くらいな勢いで店舗を出してくれるなら、店のレベルも高いものになるに違いない!
ちなみに、KOKKOは波浪グループなので、サンマテオを舞台に、シャブウェイ v.s. 波浪のバトルがもうすぐ始まるって訳です。
ところで、サンマテオに出来るって言っていた牛角はいったいいつオープンするんでしょ?友人曰く、もうすぐだと聞いたとのことだけど・・・。早くオープンして欲しいものです。
そうそう、サンマテオじゃないけど、フォスターシティにオープンしていたラーメン太郎。先日、前を通ったら、店名がKentaに変わっていました。消えるのはやっ!でも、手に取ったメニューを見たところ、太郎のときと全く変化がないようす・・・。パンプキンお好み焼きも健在でした。きっと、店名だけ変えて、目を引こうって作戦でしょうか(オーナーが変わったのかもだけど、中身変わらず)。お客もちょっとは入っていました。まぁ、今後も私は行かないと思いますが・・。
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