先週の土曜日に、サンマテオブリッジを走行中のリムジンが火災を起こし、乗っていた乗客9人のうち5人が死亡するという痛ましい事故が発生しました。

乗客らは、結婚した友人を祝うパーティのためにフォスターシティのホテルに向かう途中で、新婦とその女友達・同僚らがリムジンに乗っていたそうです。死亡した5人には新婦も含まれていたそうです。

どうして火の手があがったのかは、まだ調査中のようですが、5人も死亡してしまった原因の1つに、リムジンの乗客が乗り降りするドアにチャイルドロックがかけられており、車の内側から扉を開けることができないようになっていたとのこと。

助かった4人は運転席と客席を仕切るパーティションを越えて、運転席側から車を脱出したそうです。

そして、話によると、運転手は(運転手は助かった)ほとんど乗客を助けようとしなかったとか。もちろん、運転手自身は、乗客を助けようと最大限努力したと言っているようですが。

どうやら、乗客は走行中に何らかの異変に気づいて、運転手に知らせようとパーティションを叩いたそうですが、運転手はBGMの音量を上げてとか、その程度のことに思っていたとのこと。

すぐに車を停めて、運転手がドアを開ければ、これほどの大惨事にならなかったと思うのに、それが出来なかったのか不思議でなりません。

しばらく前に、エジプトのルクソールで気球が墜落して日本人含む観光客が大勢亡くなる事故がありました。その事故も、気球のオペレーターは、さっさと気球から飛び降りて助かっています。オペレーターは乗客を守る義務を放棄したのか、それとも何らかの事情で不可抗力的に飛び降りたのか、どう結論付けられたのか分かりませんが、運転手は最後までお客の安全を守るように努力して欲しいものです。

話が戻りますが、こういう事故が起こりうることを考えると、チャイルドロックって必要なのかな?と思ってしまいます。

今回、リムジン火災で犠牲になった人たちは、30代~40代の女性ばかりで、小さな子供の母親もいました。こういう話を聞くとやりきれなくなります。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2013年5月8日(水) 10:56