◎ チャリティガレージセール(主催: Bay Area HEART)
日時: 5月11日土曜日 午前9時から午後1時
場所: Mountain View
寄付先: 石巻市の「おだってばりぃで」
ガレージセールと同時に、
ペットボトル・缶・ボトルのCA refundリサイクル品
の寄付をお願いします。
換金し、寄付とさせていただきます。
ガレージセールへの物品寄付の募集は終了いたしました。
ご協力ありがとうございました!
ガレージセールにいらっしゃりたい方は場所等下記のメールでお問い合わせ下さいませ。
baheartgs511@gmail.com
モンタナから来たアイリス
今アイリスが満開です。
アイリスの開花時間はとても短いですね。
力強く綺麗なのは二日間だけ。
でも同じ場所から二つは花が出てきますから暫くは楽しめそうです。
アイリスと言えば毎年この時期に思い出すことがあります。
1987年の夏 高校卒業20周年の同窓会に出席する為
家族でモンタナ州に行った時のことです。
じいさんの母親が生まれ育ったと言うホームステッドを訪問する事になりました。
母親の両親はドイツ系移民でモンタナ州の北西 カナダの国境近く1910年に入植しました。
そして母親はここで生まれてここで成人しじいさんの父親にもここで会ったのです。
入植者には広大な土地が与えられましたから
新しい家を建てる時は古い家を壊す必要もなかったのです。
いくらでも土地がありますから古い家はそのまま。
壊されることもなく 最後に住んでいたそのままの状態で放置されていました。
ここから遠くないところで育ったじいさんは
子供の頃 両親と一緒にこの家を見に来たことがあるそうです。
その時 母親は農場や家族にまつわる話を沢山したらしい。
私達は今の地主さんの許可を貰って
広い牧場にぽつんと立っている家を訪ねました。
何と! それは芝土を原料にして作られた干しレンガのSod Houseだったのです。
家の入り口に近づいていくと もっと驚いたことがありました。
入り口の周りに子供の頃に母親が植えたというアイリスがまだ生きていたのです。
やっと生き延びているような小さな元気のない葉でした。
アイリスという花を聞いたことはありましたが
どんな花なのかさえ知りませんでした。
じいさんが直ぐに「アイリス」と言ったのは母親から植えた時の話を聞いていたからです。
一世紀近くも生きていたなんて
芝土の家はアイリスと共に生きていたのですね。
じいさんはスコップを借りて丁寧に株を掘り出し
カリフォルニアにアイリスを持ち帰りました。
それを植えるのは私の仕事だったのですが
当時 育児と仕事に追われていた私はお花には興味がなく
半年程 鉢を放っていたらカリフォルニアの長い夏の渇水期後 枯れてしまいました。
義理母は私が結婚する前に亡くなったので殆ど話したことがありません。
このアイリスが生きていたら
義理母と私を結ぶ唯一のものになったでしょうに。
ここで自分の手落ちを棚に上げてじいさんにあたるのは筋違いなのですが
あの時どこでもいいから植えてくれたらよかったのにと何度言った事か。
今でも芝土の家が未だ建っているのか
アイリスは未だ生きているのか分かりません。
毎年 この時期になると思うのです。
あのアイリスは何色だったのだろう。。。。
最後までお読み下さり有難うございました。 いつもご訪問と応援を有難うございます。
投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2013年5月6日(月) 10:29- 参照(132)
- オリジナルを読む