川端通りを走る車中、「最近、宝泉さん、どーですか」 とタクシーの運転手さんにふってみた、 「いいと思いますよ、」 信号待ちで振り返りながら、メガネのフレームを上げる仕草にトリビア系の光、 「ひょっとして、京都甘味詳しいですか、」 「ハイ、かなり」 こーいう自信満々の人いいですねー
それじゃ次回 是非案内をということで名刺をもらった屋内のそこかしこに祖母が住んでた家に似通った空気がある、子供時分には気味悪かった人気のない離れの部屋とか、日中でも妙にヒンヤリとした庭木の隅とか、
そんな気配の残る畳間で冷たいのをツルッと
こんな贅沢なものはでなかったけど、
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