先日日本に住んでいる姉と話をしていたら振込み金額に制限ができたという。 10万円までとか? 遠隔で振り込まないといけない場合は本当に不便です。 理由は振り込み詐欺が増えているからだそう。 未だ続いていたんですね。1994年、もう16年前のお話です。 夜鹿児島の母からここカリフォルニアに電話がかかってきました。 話始める口調がいつもと違うのです。 言い難そうに「Kちゃん(息子、当時大学一年)の事だけど...」 と始まりました。 何事かと思って「どうしたの」と聞くと、「Kちゃんがお母さん達には内緒にしてというのだけど、どうも話がおかしいのよね。 だから確認の電話をしているのだけど...」 息子との20分の長い会話で母は何を話していたのか知らないけれど、母の記憶によると、次のように進行したらしい。「Kだけど...」 「ガールフレンドができてね、ちょっとそのことで困っているの」「お母さんに話したの?」「お母さんには話し難いから黙っていてくれる?」「相手が変な女性でね。 別れようかと思っている。」「Kちゃん、日本語が上手になったのね」「うん、最近ね、日本語の勉強しているからね」「Kちゃん、あなた今何処から電話しているの? カリフォルニアから?」「いいや、今日本に来てる」「いつ来たの?」「1週間前」この辺りから流石の母もおかしいと思い始めた。 でもここまで来るのに既に20分も経過。当時の息子は9月からカリフォルニアで大学が始まったばかり、日本に旅行なんてあり得ないのですから。 息子は日本語も片言、声も違うはずなのにこんなに簡単に騙されるものなのでしょうか。 最初からKだと名乗るわけがないのです。 多分相手は「僕だけど」と言ったので、母は「Kちゃん?」となったのだと思います。 本人はカリフォルニアに居るはずなのですから、話が途中でちんぷんかんぷんになったのが幸い。 相手も振込みの話になる前にこれは無理と感じたのでしょう。 それとも振込みの話が出たのかそこは定かではない。 母が私に言いたくなかったのかも知れないし。 当時、私はこの電話の意図が全く解せず、ただの悪戯電話と思ったのでした。 オレオレ詐欺が新聞に出るようになる前のお話です。振り込み詐欺の電話例。警視庁のサイトから例1 息子を装って父親を騙す例。音声ファイル例2 実際に起こった会話。音声ファイルこんな電話がかかってきたら貴方様は大丈夫ですか?シニアの皆さん、気をつけましょう。関係ないのですが、スイカスムージーのビデオを追加しました。 特に動画まで作る必要はないレシピなのですが。 にほんブログ村 シニア日記ブログへ今日もご訪問有難うございました。

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2010年8月9日(月) 12:53