アメリカ人はふだんあまりサッカーを見ないのに、ワールドカップになるとやたらに見たがる。今日もアルゼンチン対メキシコはESPNではなくABCが放映していた。会社でも結構見ている奴がいる。日本がデンマークに勝ってラウンド2(決勝トーナメント)に行くことが決まった日、何人かが「日本おめでとう」なんて言ってきた。そんな中で、隣の席の中国人はやたらにサッカーに詳しい。日本がデンマーク戦で、2本のフリーキックを決めたが、これがワールドカップで初だったということも知っていた。そんな彼に、「日本と韓国が決勝トーナメントに行ったから、アジア枠が広がるかも知れない。そうなれば中国にもチャンスがあるんじゃない?」と聞いてみた。すると、「今年はオセアニアを合わせて5(日本、韓国、北朝鮮、オーストラリア、ニュージーランド)枠あったので、これ以上広がらないのじゃないか」という冷静な答。さらに中国のサッカーのレベルままだまだというのが彼の見解だった。「中国にもプロリーグはあるんでしょ?」と聞いたら、「あるけど八百長が横行していてひどいもんだ」とのこと。詳しく聞いてみると、賭博とは関係ないらしい。1部リーグから2部リーグに落ちそうなチームが、優勝とも入れ替え戦とも無関係な中盤のチームと対戦する時に、「勝たせてくれ」と言うらしい。相手チームだけじゃなくて、審判も買収するらしい。中国やインドみたいに人口が多い国で、正当な競争が行われるようになったら、日本よりもずっと強いチームになってしまうのだろう。でも、現状ではまだ日本や韓国にアドバンテージがあるかな?

投稿者: Silicon Valley ... 投稿日時: 2010年6月27日(日) 20:35