女房・子供が帰省し留守の間、当然のごとく自分もリフレッシュするわけですが、面倒くさがり屋の私のささやかな楽しみといえば、本でも読みながら夜毎ゆっくり飲むくらいです。ところが、その一人暮らしの私を狙って押しかける輩がいます。もちろん皆で飲むのは楽しいので、ひとりやふたり来てくれるのはいいのですが・・・・・・きれい好きの女房は、帰省前に必ず大掃除・整理整頓をして帰るのですが、これが問題なのです。カーペット上に残る掃除機跡、ワイングラスの並べ方などにも、独特のコダワリがあるらしく、私がちょっと片付けたくらいでは元に戻すことはできないので、最近はあえて散らかしたままにしておくことにしてます。そして、「ああ、誰それが一度飲みにきたよ。」と安全パイを振っておくのですが・・・・・・今回も最初はそのはずだったのです。3人に声をかけたワイン&簡単バーベキューの集いということで、夕方5時開始、しかも裏庭、ワイングラス以外はすべてペーパープレートと割り箸、呼んだ客はもちろん常識を持ち合わせた上客です。秘蔵のワインを2本用意し、飲み比べるという趣旨でしたが、途中で携帯が鳴ります。「あ、今どこですか?」「スシトミだよ、仕事に決まってるだろ?」「なに言ってるんですか、僕今スシトミに来てるんですよ。休んでるじゃないですか? すぐ行きますどこに居るんですか?」こうした乱入者はあろうことか他のものまで連れてきて、ワインも2本が3本、3本が4本と空いていきます。その頃には私自身も、カミサンの視線というブレーキがないため、徐々にお祭りモードに走り、仕事を終えた店の仲間まで呼び出しをかけ、結局13人の壊れた男たちの大宴会になってしまいました。それでも最後の冷徹な意識は残っており、けっしてこの壊れたやつらを家の中には上げなかったのですが、なんと夜中1時過ぎても帰らないやつが4人も残ってるんですよね。そしてついにその中のバカが「寒くなりましたねえ、酔いがさめちゃうから家の中で飲みなおしましょうよ。」結局3時を過ぎ、私が「頼むからもう帰ってくれ」というまでこのバカたちはいました・・・・・・・・帰宅したカミサンがさりげなく、でも確実に掃除をしていきます。もちろん事情聴取も入ります。そしたら、思いもしないところで容疑を追求されちゃうんですよね。なんと食卓の位置が少しずれていると言うのです。最後の最後に情けをかけて家の中に入れたとき、誰かが座りやすくするために動かしたんでしょうね。まあ、これはなんとかごまかしが効いたのですが、もっと単純に否認できなくなったのは、そのカミサンの帰宅前に回収されているはずの、リサイクル箱が、どういうわけかこの時に限ってそのままにされていたからでした。 バレエ 003.jpg

投稿者: 寿司豊味ととろぐ Sushitomi 投稿日時: 2007年7月29日(日) 08:57