年中そぞろ歩きながら喰うというのは東洋独特の風習で東南アジアからアメリカに来た人達に何が寂しいかって聞くとナイトマーケットがないという事 北京のナイトマーケットの屋台でペキンルーレットというのを友人とやったことがある
次々と現れる屋台に並べられた物を交互に指定して食べ進めていくというルール得体知れぬという食べ物の威風というのはあるけれど北京のそれは大体得体が見た瞬間に判る物が多い
どー見てもサソリとか 逆さまからみてもムカデだったり あのスープの具はあれではないですよねとか蛇料理がヘビで良かったと一休みに思えてくるから人間の順応というのは素晴らしい
ルーレットはなんとか勝った記憶があるのだけどなんだかもうヤケクソで記憶のブレーカーが落ちたようにその時の事が脳内から消え去ってる 豚足なんて可愛いもの ズルズルとしゃぶり付きます
耳なんて軽い軽い
その後、友人は中国首相と晩餐をしたらしいので、「何が最初に出てきたかのか」と興味深々で尋ねたら「サソリ」
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