昨日ウィーン国立歌劇場音楽監督をしていらっしゃる小澤征爾氏が食道癌で半年の治療休暇をとる予定というニュースを読みました。このニュースで思い出したのが去年の春頃に読んだ「アルコールと食道癌の関係」というニュース(英語)です。この記事によると、アジア人の1/3がaldehyde dehydrogenase 2 (ALDH2)という酵素を欠如しているそうです。 症状はアルコールを飲むと顔が火照って赤くなり、心拍が速くなります。 これがALDH2不足(欠乏)かどうかの判断基準。 ALDH2不足(欠乏)の人がお酒を飲み続けると食道癌になる可能性が非常に高くなるというニュースでした。よく耳にした原因は「胃酸の逆流」、「バクテリア感染」等でしたが、アルコールとの関係は意外でした。 でも心当たりがあります。私の祖父は82歳の時に食べ物が喉につかえるような感じがして入院検査をしたら食道癌が見つかりました。 退職してからの10数年は石膏を使った彫刻を趣味にしていましたので、祖母は石膏の粉を吸い過ぎたからだと言って、石膏を捨ててしまいました。 吸引した石膏が食道に入ると考えるのは祖母らしいのですが。 でも去年このニュースを読んで、祖父もアルコールが原因であったかもしれないと思うようになりました。 祖父は少しのお酒で頬が赤くなり、決して酔っ払う飲み方はできない人でしたが、日本酒が好きで、40代の頃から82歳で食道癌になるまで、毎晩、本当に一日も欠かさず晩酌を楽しんでいました。 いつも決まって小さな徳利1本の日本酒。 量は少なくても毎晩というのがきっと体に合わなかったのでしょう。 でも祖父は少しのお酒なら、血行を良くして体に良いのだと信じていました。 小澤征爾氏もお酒を飲んだら顔が赤くなる体質だったのかもと一人で思ったことでした。 定期検査で初期の発見だったそうですから、きっと完治されることと思います。 にほんブログ村 シニア日記ブログへ今日もご訪問有難うございました。

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2010年1月15日(金) 23:09