つい先日まで気温は高くて、日中はTシャツ1枚でも平気な陽気だったのに、暑くて3日前からガクンと音を立てたかのように気温が下がり、昨日はセーターを着て出社するようになりました。ベイエリアには、季節が夏と冬しかないという人がいますが、もう冬ですかねー。夏の間はお休みだったオーケストラの練習も9月半ばから再開。前回の演奏会では、ビオラは5人いたのに、二人が今回のコンサートには参加できずで3人になりました。そのうちの一人は地元の女子高校生だったけど、彼女は今年から大学生になったので、きっと今までよりも忙しい日々を送っていることでしょう(楽しみも増えただろうし)。このオーケストラを引っ張っていた創立者は、先日亡くなりました。彼はコントラバス奏者で、このオーケストラでは長年、指揮をしていました。2年前くらいに病気にかかり、入院生活を送るようになってからは、指揮は別な人が担当するようになりました。時折、体調の良いときには練習にも顔を出していたのですが、その姿は以前のメタボっぷりからすると激変。頬はこけ、腹もやせ細り、正視していられないほどでした。それでも、前回の演奏会ではコントラバス奏者としてステージにあがり、これといって問題もなく、演奏会をこなし、みんなと歓談していたので、病気は克服したのだなーと思っていたんですが、その数ヵ月後に亡くなったと聞きました。オーケストラの練習が再開し、楽団のメンバーと顔をあわせるのは5月以来。変わらない人もいれば、小さな子供のバイオリニストが新規参加していたりしています。一方、お年寄りが多いのもこの楽団の特徴なんですが、中には目に見えて老いたと感じさせる人もいます。練習場所は自分の住んでいるから西の方角にあり、今時はちょうど日が太平洋に沈んだ頃に西に向けて移動します。峠を越えると、進行方向一面が淡い紫に染まっています。夕日が太平洋に落ちてしばらくしてから、空がだんだん暗くなっていくときの状態。それはとても綺麗な色合いなんですが、仄かに薄暗くなり、どことなく寂しくて、人生の終焉を暗示しているかのような、そんな気分を感じることも。さて、今日から10月ですね。がんばろっと。
投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2009年9月29日(火) 16:31- 参照(198)
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