長谷川平蔵や剣客商売などを読んでいると 鶏鍋をつつくシーンがよく登場してくる 軍鶏鍋と称して馴染みの料理屋などに出かけることもあれば、家で小鍋を仕立ててはじまる事もある 読んでる時にもどかしくなってもそんなにタイミングよく鶏は家にない 暫くたってもまな板の鶏を眺めていると「あっあの鍋をやってみよう」と思い出すくらいだから相当脳裏に張り付いているらしい
今回のmountain ranch organic chicken からとれたスープは脂が美味しい コラーゲンのような物もスープに残っていて煮立てると表面がユルユル滑らかに沸騰する
モモ肉のあたりそぎ切りに、皮も脂も掃除は最小限にして肉を入れるとすーっと沸々が収まるけどすぐにまたわきあがってくる
塩でポン酢でもいいけど スープでサッと火を入れた鶏はそれだけでもなかなか旨いプリムュニュと柔らかで噛み締めると鶏脂の味が口内に広がりそれに惹かれて また次の肉を投入 もー鶏だけひたすら
一皿ぺロリと終わってさらにダシのでたスープを今いちど沸騰させ塩、ネギ、卵の白身をクルクルと流し入 鶏脂に卵をフワフワに仕上げる効果があるような気がする
〆に雑炊っていうのはちょっと加減が違う夜
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