ベイエリアに雨が降るとネバダとの州境の山間部には雪が降る
暖かいカルフォルニアの気候で難しいのが白菜の漬物作り 冷蔵庫にいれたりしても仕上がりは日本の冬に外気でしめるあの白菜漬けのようには仕上がらない雪のなかで白菜を漬けるべく白菜を携行 持ち運びを考えて中華の細長い白菜にした
下準備した白菜の根元をはずして雪の上でザッと塩したあとに 少し空気をいれたジップロックにいれ雪中に 雪の中は実はそんなに寒くないという事を聞いたことがあるので雪を深く掘りその中に、上から大量の雪をかぶせて踏みつけてその上にまた雪というのを繰り返すこれまた雪は実のところ重いというのを聞いたことがるので雪の重みを漬物石代わりに使う
深々と2昼夜 雪のやんだ3日目の朝、
掘り起こしてみると沢山水分のでてシナリとなった白菜が姿を現す 凍った様子はまったくない
持ち帰った雪中漬けは日本の冬の朝、ぎゅっと絞られ盛々に食卓にあがる奴を彷彿とさせてくれるもの やっぱり自然が介入してできる旨さという事にはこの上ない
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