Techcrunch誌によると、イスラエルのスタートアップ企業ModuにQualcommがUSD7.0Mを追加出資したとの事(こちら)Moduは、既に有名な企業とも言えるが、2007年創業以降、二度の資金調達により計USD120Mを調達している。同社は、「コア」と呼ばれる超小型のモジュラー・タイプ電話端末を製造しており、「ジャケット」と呼ばれるMP3プレイヤー、GPS、携帯電話、カーステレオ、デジカメなどのデバイスに組み込む事を前提とした設計思想になっている。世界的に見ても、携帯電話市場の成熟化に伴い、iPhone, Vertu, Google Phone, Windows Mobileなど携帯電話端末の細分化が進んでおり、Moduのような取り組みは非常に面白いコンセプトだと思う。日本市場を考えると、やはりキャリア主導となり、「ジャケット」をコラボ企画とした製品ラインになるのだろうか。一方、Modu自体を完成品として考えた場合、流通事業者としては、在庫や故障率などを鑑みると、スタートアップ企業の製品を取り扱うには躊躇する部分も大いにあり、端末ビジネスはリスクが高いビジネスであると改めて考えさせられた次第。
投稿者: YES AND .blog 投稿日時: 2009年1月27日(火) 07:14- 参照(349)
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