失業中の娘に天下のG社さんから折角お声がかかったのに3回目の面接でダメになってしまいました。その理由が娘には分からんのです。「G社からの返事はどうだったと思う?」と私に聞くので「ダメだったでしょう」と言ったら「どうして分かったの?」と娘が言います。「テクニカルな口答質問は全部できたのに。」と言うものですから、これは良い機会だと思って言いました。「こんな不況時に面接で話をする人毎に、ここの勤務時間はどうなのか、残業は多いのか、貴方はここで仕事をしていてハッピーなのか、って聞くものではないでしょう」といってやりました。そしたら案の定娘はそう言ったのですね。「聞かないと会社の事が分からないから」ですと。そこで私は言いましたよ。「貴方が聞いても絶対に本当の事を言うわけがないでしょう。この若僧はそんなに残業が嫌なのかって思われるだけでしょう」といったら「今滅入っているんだから、そんなお説教は聞きたくない」と言って電話を切ってしまいました。2分後再び娘から電話。「腹を立ててごめんなさい。 じゃぁ~どうやって聞いたらいいの?」「幸運にも雇用のお知らせがあったら、そのあたりで仕事をしている人に何気なく聞く。最後の承諾をするのは貴方なんだから。」と言っておきました。「貴方は決して怠け者でもないのに、それどころか、仕事には没頭する方なのに、そんな質問をしたら相手は貴方の事をこやつは怠け者という印象を与えて損でしょう」ここまで言わないと分からない娘。これはもう100%じいさんのDNAです。じいさんはどうかと言うと、息子の嫁のご両親宅にお呼ばれした時、嫁が作ったリンゴパウンドケーキが出てきたらじいさんが私に、「お母さん、これは食べても安全なの? キラーファットてんこ盛りなの?」何て聞くのです。いつも私がお菓子を作ると、必ずこの質問が口癖になっているので、つい出たのでしょう。私が作ったケーキと思ったらしい。でも嫁の父親が作っていました。「たとえ私が作ったケーキでも、パーティーの時はこれは食べても安全なのなんていう言い方はしないで下さい。他の人が聞いたら卵が古かったのかって思います。」 (本当はバターの量を気にしているだけ)それ以来、じいさんは嫁と会う度に「あのケーキは美味しかった」って言うんですよね。もうそろそろそれも止めないと。はぁ~KYにつける薬はないのでしょうか。今日は又ばあさんの愚痴を聞いてくださり有難うございました。
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