今週の火曜日はオバマ氏が正式にアメリカの大統領に就任される日です。先日はブッシュ大統領のさよならスピーチが報道されていました。その後ニュースキャスターはイラク戦争をthe unnecessary warという言葉で呼んでいました。the unnecessary warする必要がなかった戦争という意味です。この言葉を聞いた時涙がでました。必要のない戦争で今日までに4229名のアメリカの兵士の命がなくなり、44297名のイラク人の命がなくなり、30,634名のアメリカの兵士が負傷して、イラク人の負傷者の数は分からないくらいです。私の息子はイラクから元気に帰ってきましたが、元気に帰ってこなかった兵士達の親の気持ちを思うと居たたまない気持ちになります。必要がなかった戦争で死んでいく若者達。もしその中に自分の息子がいたら、娘がいたら、夫がいたら、この「必要のなかった戦争」を始めた人を許せるのでしょうか。「必要のなかった戦争」さえ始まらなかったら、家族を亡くす人もいなかったのです。命がそんなに簡単に片付けられてよいものなのでしょうか。殆どのアメリカ人が今戦争中であることですら忘れています。自分の子供が戦地にいないと実感がわかないのです。毎日一日中、CNNのニュースに耳を傾け自爆テロのニュースを聞くと、息子は大丈夫だったのだろうかとご飯を食べている時も何をしている時もきがきでないのです。そんな家族の気持ちをこの戦争を始めた人達は分かるのでしょうか。この戦争を始めた人が裁かれないのが不思議な気がします。新大統領には先ず人間の命を尊とぶ政策をして欲しいと思います。科学だけでなく人間の心も進歩していかなくてはいけないのです。今日もばあさんの悲しい独り言を読んでくださり有難うございました。お帰りの前に↓をクリックしてくださいね。
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