夕食のとき、リアムが急にこんなことを言い出した。「後何回寝たら、リアムは死んじゃうの?」そして、ご飯を食べる手を止めて涙目になった。「リアムがいつ死ぬかは、誰もわからないんだよ。でも、きっともっともっと先のことだから、今心配しなくて良いんだよ」とショーン。「あと100回寝たら死んじゃうの?」とリアム。そして、私たちに泣いていることを知られたくなかったのか、「目にごみが入っちゃった」と言いながら目を擦った。「ママとDaddyは後何回寝たら死んじゃうの?その後僕一人になっちゃう」とまた涙目。「ママもDaddyもまだまだ死なないから、心配しないで。きっと、リアムが大人になって、ママとDaddyがおばあさんとおじいさんになったら死ぬんじゃないかな」と私。ショーンが「きっとその頃にはリアムにも奥さんと子供がいて、コリンにも奥さんと子供がいるよ。リアムが一人ぼっちになることは絶対ないよ」と言うと、ちょっと安心した様子。夏にMemere(リアムの曾おばあちゃん)のお葬式に参列した時、人間は皆いつか死ぬことを知ったリアム。この頃、特に「僕はいつ死ぬの?」「死んだらどこに行くの?」「死ぬときは痛いの?」と聞いてくるようになった。そして、2ー3日前のこと、、夜ベッドに行った数分後、トイレに駆け込んで吐いたことがあった。翌日、「ママ、昨日僕吐いたでしょ。ママとDaddyが死んじゃうこと考えたら、気持ち悪くなったの」(涙)。思わずぎゅっと抱きしめた。小さいリアムの胸に、「死」に対する不安は大きくのしかかっているようだ。今夜、「わすれられないおくりもの」という絵本を読んであげた。この本、なぜか家にあったのだが、リアムにはまだ難しいかなと思って、まだ読んだことがなかった。でも今日は良い機会かな、と思いリアムに読んだ。皆に慕われていたアライグマが死んだ後、仲間たちはそれぞれアライグマの思い出を大切にしながら協力して生きていくという話で、大人の私も最後は泣きそうになってしまったくらいの感動ものの絵本。絵本を読んだ後も、「死」についてちょっと話した。絵本の「死んでも、思い出となって他の人たちの心に行き続ける」というメッセージがリアムの不安をとる手助けになってくれたかも。これをきっかけに、命の大切さを教えたいと思った。

投稿者: Motokos Diary 投稿日時: 2008年11月25日(火) 07:46