バイオテックは基本的に年中いつでも正念場ではありますが、全体的に株安が続く様相のここしばらくはベイエリアあるいはその他各地のバイオテックスタートアップにとってかなり厳しい期間になるでしょう。サブプライム問題とやらに端を発したマーケットの乱高下(ほとんど「下」ですが)のせいで、いわゆるIPOウィンドウはずっと閉ざされたまま。そうするとsalesのないバイオテックはどうにかして代わりの運転資金を調達しなければなりません。2000年のドットコムバブル崩壊とはまた違った環境下で、ただいずれにしても何とかしてお金を集めてこないといけない。他人事のように書いてますが、うちもまさにそういう状態なわけで、エグゼクティブチームの腕の見せどころを見守っているわけです。つまり結局は他人事なわけですが(笑)、その結果如何でこちらにも影響が降りかかってくるわけですから、それなりの心構えもしておくのがシリコンバレーのスタンダードというものでしょう。シリコンバレーかどうかは、本当は関係ないのですが。ま、何度も書いているように実はこういうスリル感がある意味一番楽しいんですけどね(^^)。悲観的な状況にあるのか楽観的な状況にあるのかというのは、実は気持ちの持ち方ひとつで決まると思います。だったらどう考える?ということです。悲観的なmind setから新しいイノベーションは生まれにくいと思います。本当はどうかなんて誰にもわからない。だったらうまくいったらどうなるかを考えて、その方向で進めてみようよ。というのが基本スタンスかなと。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2008年10月21日(火) 23:29